ジャックと豆の木のあらすじ

昔あるところにジャックという少年とそのお母さんが住んでいましたが、お父さんは

ジャックが小さい頃に、雲の上からやって来た大男に食べられてしまったのです。

親子はとても貧しく、ミルクを出さなくなった牝牛を市場でお金と換えてくるよう

お母さに頼まれ、ジャックは牛を引きながら市場へ向かいます。途中で一人のおじさんが、

「これは幸運を呼ぶ魔法のマメだよ」と、牛とこのマメを交換しようとジャックに持ちかけます。

ジャックは「魔法のマメ」と喜んで家に帰ります。


その話を聞いたお母さんは怒ってマメを窓から放り投げてしまいます。

次の日、ジャックが目を覚ますとマメは大きな木になって天まで伸びています。

ジャックは「よーし登ってみよう!」とズンズンと登っていきます。

とうとう天までたどり着いたジャックは一軒の大きな家を見つけます。

恐る恐る中に入ると大男がニワトリに「産め!」と言うと、ニワトリは金のたまごを産んだのです。

ジャックは目を丸くして「あのニワトリがあればお母さんが喜ぶぞ!」


そのうち大男は居眠りをはじめます。その隙にジャックはニワトリを抱えて急いでマメの木から

下りて家に帰ります。おかげでジャックとお母さんのくらしは困らなくなりました。


お母さんからお父さんのことを聞いてたジャックは、また大男の家に行く決心をして、

マメの木を登って大男の家に忍び込みます。大男は金のハープに「歌え!」と

言うとハープは美しい声で歌いだします。


やがて大男は眠り込んでしまいます。その隙にハープを抱えて急いで帰ろうとしたとき、

風でハープから「ポローンポローン」と美しい音色が聞こえ大男は目を覚まします。

ジャックの逃げる姿を見て、大男は必死で追いかけます。ジャックは大急ぎでマメの木をおりると、

「お母さん、早く早く!早くオノを持って来て!」ジャックはお母さんからオノを受け取ると、

なんども何度もマメの木に振り下ろします。そしてとうとうマメの木の根元からいっきに倒れ、

大男は空の上から落ちて死んでしまいます。


ジャックはお母さんに「お父さんの仇を討ったよ!」と抱き合います。

そして親子は金のタマゴを産むニワトリと金のハープで暮らしは豊かになり幸せに暮らしました。

ジャックと豆の木の教訓

お母さんから頼まれた牛をマメに換えたことから幸運がはじまりますが、「わらしべ長者」にも

何かに換えたことで奇跡が起こったという法則があったように、

もし、おじさんの交換を断って、市場で牛を売っていたら、一時的に飢えを

しのぐだけのお金は入ったものの、相変わらずその日暮らしの生活だったでしょう。


天まで届くマメの木を見て「これは幸運を呼ぶ魔法のマメだよ」のおじさんの言葉を思い出し、

きっと「この先になにかあるかも知れない」と登りはじめた行動力、実行力、チャレンジ精神、

そこには、一歩踏み外せば、転落のリスク、そして2度と帰って来ることができない

リスクを負っての勇気ある行動でした。


人生には何度か、「マメの木を登るか」「登らないか」選択を迫られる場面があります。

多少のリスクを負って「チャンス」を手にするか、それともリスクを恐れて「チャンス」を

逃すのか、それには知恵と勇気で決まるのです。未知なることはジャック同様、

誰にも分からず恐いからです。